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【特集】PHP研究員による 相手に伝わるコミュニケーション・ミニ講座
★第四回 伝わっていない場面を大切にする★
PHP総合研究所 主任研究員 三崎 美津江
専門分野 【 臨床心理 】
http://research.php.co.jp/staff/misaki.html
相手に伝わるコミュニケーションを身につける上で大切にしてほしい場面があります。それはこちらの話したことが相手に伝わっていない場面です。そういう場面でこそ、丁寧に相手と向き合いましょう。そこで丁寧に相手と向き合えば、あなたの伝え方で改善できるところや工夫できるところが見えてきます。
●伝わらないのはこちらの責任
こちらの話したことが相手に伝わっていないとわかったとき、「何度も言わせないで!」、「指示した内容と違うじゃないか!」と相手を責めたりしていませんか? たしかに相手の不注意など、相手が責められるべき場合もあるでしょう。でも、相手を責めて終わりにしてしまっては、あなたの伝え方のレパートリーは広がらないままになってしまいます。
相手に伝わっていないとわかったときには、まずは「こちらの責任」と思うようにしてみてはいかがでしょうか。そう思うと、自分の伝え方で改善できることや工夫できることはないかと考えるようになります。たとえば、相手が不注意な人なら、相手の作業がひと段落したタイミングを選んで話しかけたり、こちらが話したあとで相手にその内容を復唱してもらったりする工夫も考えられるでしょう。
●伝わっていないサインに気づく
こちらの話していることが相手に伝わっていないことに、早く気づけることも大切です。話を聞いている相手の様子を観察していると、それに気づける場合もあります。たとえば、人は話がよくわからなかったり、話の中身に納得していなかったりすると、うなずきが少なくなったり、首をかしげていたり、眉間にしわが寄っていたりします。あるいは、「わかりました」と言っていても、なんだか歯切れの悪い言い方であったりするものです。こうしたサインに気づいたときには、「どう思う?」と相手に意見を求めたり、「わかりにくいところはない?」とたずねてみたりしてみてください。相手に話す機会を与えることで、伝わっていなかった点が明確になったり、相手がこちらの話をどのように受け止めたのかがわかったりするでしょう。
更新日時: 2009年04月20日 11:50