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【特集】PHP研究員による 相手に伝わるコミュニケーション・ミニ講座

★第一回 伝えたいことを整理する★

                  PHP総合研究所 主任研究員 三崎 美津江
                             専門分野 【 臨床心理 】
                  http://research.php.co.jp/staff/misaki.html


 わかりにくい話をしている人は、思いつくままに話をしていることがよくあります。雑談ならそれでもよいのですが、相手に伝えるべきメッセージがある場合には、まず自分の中で伝えたいことを整理してから話すようにしましょう。話す前に整理することを面倒くさく思う人もいますが、次の二つならとても簡単ですので、ぜひお試しください。

●一番伝えたいメッセージを明確に 
 一つ目は、一番伝えたいメッセージを明確にしておくことです。たとえば、家庭で子供を叱るとき、感情的に叱り続けたり、以前の出来事を持ち出して叱ったりすることはありませんか? 話が長くなると、相手は「早く終らないかな…」と、話とは関係ないことを考えだします。ですから、こうした場面でも、相手に一番伝えたいメッセージを明確にしてから話すようにしてみましょう。そうすると、話がそれにくくなり、相手もそのメッセージをキャッチしやすくなります。とくに感情的に話してしまう方や、話が長くなってしまう方は心がけてみてください。

●話す順番を決めておく
 二つ目は、どの順番で話すのか決めておくことです。人前でのスピーチをする前には、話す順番を考えておく方が多いと思いますが、それをふだんの会話の中でも少しやってみてください。たとえば遅く帰ってきた子供を注意する場面なら、(1)心配した気持ちを伝える→(2)これからの約束事を決める→(3)子供の気持ちを確認する、とざっと流れを決めておくだけでOKです。あるいは、職場で仕事の段取りを説明する場面なら、(1)全体の流れの説明、(2)細かな手順の説明、(3)質問を受ける、といった感じで決めておきます。話す順番はケースバイケースですが、最後に相手が話せる機会をつくり、こちらが伝えたメッセージを相手がちゃんと受け取っているか確認するステップを入れるようにするのがポイントです。

更新日時: 2009年01月19日 12:30