受け継ぐ覚悟を

こんにちはannaです。9月も今日でおしまいですね。
私にとって今日はさみしい日です。入社以来ずっと懇意にしていただいてきた大先輩が退職される日なのです。

15歳先輩のその女性に公私にわたり仲良くしていただき、仕事の悩みには正論を教えてくださるのみならず、上手な気持ちのコントロールの仕方をユーモアを交えて話していただくなど、随分お世話になりました。
プライベートでも歌舞伎に野球に海外の世界遺産めぐり……と幅広い見識をさらりと披露してくださる素敵な方で、勉強になることがいっぱいでした。


あるとき、たまたまの巡り合わせで私の来客にお茶を出していただくことがありました。
皆が慌しくしていたため、お茶も自分で準備をしようとした矢先に「私がいれるよ!」と立候補してくださったのです。それだけでも恐縮なのに、先輩の手にかかると、いつも会社で皆が使っているお煎茶に、なんとも言えないまろやかな甘みが感じられました。驚きに近い感動を覚えたことを今でもはっきり覚えています。
「心を込めると、こういう深みを添えることができるんだなぁ」と、無言のままに教えていただいた幸せは、今も私の宝物です。


「仕事の手順はマニュアル通りに」という進め方は間違いではないですし、それだけであるべき仕事が存在するのも事実です。
けれど、心を添えた仕事ぶりが、周囲と自分の元気・やる気を涌きあがらせ、大きな広がりを生むのもひとつの真実だと思うのです。


先輩から有言・無言に教わった沢山のことをそのまま実現することは私には道遥かでありますが、私なりに実践していくこと、そして次の世代に伝えていくことを、教えていただいた者の使命かつ先輩への恩返しのひとつととらえて、日々、心を添えることと向き合っていきたいと考えています。

更新日時: 2010年09月30日 08:45